同じ gemini-flash-latest が、リージョンごとに違うモデルを指していた — 比較値が汚れる数日間の見つけ方
エイリアスの解決先はリージョン単位でロールアウトされます。同じ gemini-flash-latest を東京と us-central1 に投げると、数日だけ別のモデルが応答する。その間の比較値が無効になる理由と、1発のプローブで検知して比較を凍結する設計をまとめます。
Managed Agents を本番に上げる前に、固定シナリオで挙動を測る — 非決定的なエージェントに回帰スイートと段階昇格を敷く
公開プレビューの Managed Agents は隔離サンドボックスで自律的に動く分、プロンプトや設定を少し変えただけで挙動が静かにずれます。単発プロンプトのように出力を一度突き合わせるだけでは足りません。固定シナリオを何度も回して合格率で測る回帰ハーネスと、影→カナリア→全面の段階昇格、逸脱時の自動ロールバックまでを、動く Python とともに設計します。
使っているモデルの廃止予告だけを拾う — url-context に公式チェンジログを読ませる仕組み
画像モデルの停止を公開3日前に知って肝を冷やしました。url-context に公式チェンジログを直接読ませ、自分が実際に使っているモデルの廃止予告だけを構造化して差分通知する仕組みを、そのまま動く Python と運用で削った過検知の調整まで含めて組み立てます。
Gemini API の英語出力に日本語が『たまに』混ざるとき — 混入率を計測して段階的に締める運用メモ
英語出力を指示したGemini APIが、100回に数回だけ日本語を混ぜてくる——この『たまに』を止められない本当の理由と、混入率をSLOとして計測し、段階的リカバリで本番品質まで締める運用パターンを実装コード付きで整理します。
ワンクリックデプロイの『その先』— AI Studio から Cloud Run に出した Gemini アプリを本番に引き上げる点検手順
AI Studio の build タブから Cloud Run へワンクリックデプロイした Gemini アプリは、そのままでは本番相当ではありません。APIキーの保管・認証・費用上限・観測の4点を、gcloud コマンドつきで点検する手順を整理しました。
Gemma 4 ローカル推論と Gemini API の使い分けで月額¥32,000を¥9,000台にした — ハイブリッドルーターの本番設計
月額¥32,000のGemini APIコストを¥9,000台まで下げたハイブリッド推論構成の記録です。ルーティング設計・Python実装・本番の落とし穴に加え、2026年7月のGemma 4 API提供開始を踏まえた構成見直しの指針もまとめました。
どのプロンプト改訂で品質が動いたかを後から辿る — Gemini 生成パイプラインにプロンプト版管理を入れる
プロンプトをその場で書き換えると、品質が動いたときに原因がモデル側なのかプロンプト側なのか辿れなくなります。プロンプトを内容ハッシュで固定し、生成のたびにモデルIDと一緒に刻んで、品質が落ちた区間を改訂境界へ二分探索で寄せる小さな仕組みを、コピペで動く Python で残します。
完了したはずの Gemini ジョブが『実行中』に戻った — Webhook の順序入れ替わりを止める単調適用の設計
Gemini の長時間オペレーションを Webhook で受けると、古い『実行中』イベントが完了後に届いて状態を巻き戻します。状態に順位を与え、後退する更新を捨てる単調適用のリデューサーを実装します。
Gemini の完了イベントは二度届きます — Webhook と照合ポーラーを「実質1回」にする冪等な受け口
Gemini の長時間オペレーションを Webhook で受けつつ照合ポーラーで二重化すると、同じ完了イベントが二度届き、公開や課金が二度走ります。冪等キーの取り方と claim→実行→確定の三相で「実質1回」にする受け口を実装します。
Gemini API の 429 を全部リトライしてはいけません — レート制限と Spend Cap 枯渇を見分けるリトライ設計
429 RESOURCE_EXHAUSTED には『1秒待てば直る』ものと『今月はもう叩いても無駄』なものが混ざっています。Project Spend Caps の一般提供で後者が現実的になった今、両者を分類してリトライ層とサーキットブレーカーを設計する方法を実装込みでまとめます。
Gemini Computer Use が「古い画面」を操作して静かに事故るとき — 観測と検証で守る運用メモ
Computer Use エージェントは、画面が変わった後の古いスクリーンショットを根拠にクリックし、エラーも出さずに別の場所を押します。誤操作を計測し、観測・実行・検証の三拍子で止める運用メモです。
Gemini API のセーフティフィルタが正当な応答を黙って落とすとき — 全切りせず誤検知だけを救う運用メモ
本番のGemini APIで正当なプロンプトがSAFETYでブロックされる誤検知を、全カテゴリ無効化に逃げずに扱う運用メモ。入力ブロックと出力ブロックの切り分け、誤検知率の計装、カテゴリ別の段階的リカバリまでを実装で整理します。