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API / SDK/2026-05-25中級

Streamlit と Gemini API でブログ運営ダッシュボードを作る — GSC と GA4 を一つの画面に統合する実装メモ

個人で 6 サイトを運営するなかで毎日 GSC と GA4 を別タブで開いて疲れ果て、Streamlit に Gemini API を組み合わせて 1 画面の運営ダッシュボードを作りました。記事の品質スコアリングと、削除候補の自動抽出、KPI の週次レポート化までを実装サンプル込みで共有します。

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毎朝起きて Google Search Console を開き、4 つの Lab サイトと 2 つの Blog サイトを順番にチェックし、次に GA4 を開いて同じ作業を繰り返す。気がつくと 1 時間が消えていて、本当にやりたい記事執筆や作品制作の時間が後ろにずれていく。半年ほどそれを続けて、これは仕組みで解決すべきだと観念しました。

廣川政樹です。アーティスト活動と並行して 2014 年から個人開発で iOS/Android アプリ事業を続けていて、累計 5,000 万 DL ほど。現在は Lab 4 サイト(Claude/Gemini/Antigravity/Rork)と Blog 2 サイト(Lacrima/Mystery)を一人で運営しています。Lacrima では 6 ヶ月で 29,300 クリック、Mystery では同じ期間で 7,049 クリックという規模で、いずれもメンバーシップとアフィリエイトで収益化しています。

このノートは、Streamlit と Gemini API を組み合わせて、GSC と GA4 のデータを 1 画面に統合したブログ運営ダッシュボードを作った実装メモです。「複数サイトを運営していて、毎朝の指標確認に消耗している」「Gemini API で何か実用的なものを作ってみたいけれど良い題材が思いつかない」という方の参考になればと思って書きます。

なぜ GA4 と GSC を別画面で見ていると消耗するか

GA4 と GSC は同じく Google が提供していますが、見せてくれる視点が大きく違います。GSC は「Google 検索から見た自サイト」(クエリ・表示・クリック・順位)で、GA4 は「ユーザーから見たサイト内挙動」(ユーザー・セッション・エンゲージメント・コンバージョン)です。両方を見ないと、「順位は良いのにエンゲージメントが低い記事」や「順位は悪いのに直接流入で稼いでくれている記事」が見えてきません。

ただ、別タブで開いて見比べる、というやり方は破綻しやすい。サイトが 1 つなら問題ありませんが、6 サイト分やると 12 タブ。同じ期間設定をそれぞれで切るのも面倒で、つい今日の数字だけを眺めて終わってしまいます。「順位は下がっているのにエンゲージメントは上がっている」のような複合的なシグナルを拾えないまま、なんとなく印象だけで運営判断をしていた、というのが半年前の私の状態でした。

Streamlit の良いところは、Python データ分析のスキルセットがそのまま Web UI になることです。pandas で取得・整形したデータを st.dataframest.line_chart に渡せば、再ロード可能なダッシュボードが 100 行程度で組み上がります。サーバー運用も streamlit run app.py で済むので、個人開発者の運用コストとも相性が良いです。

ダッシュボードの全体構造

最終的に組み上がった構成です。

┌──────────────────────────────────────────────┐
│  Streamlit (app.py)                          │
│  ┌──────────────────────────────────────┐    │
│  │  サイドバー: サイト選択・期間選択       │    │
│  ├──────────────────────────────────────┤    │
│  │  KPI カード: クリック / 表示 / CTR / 順位 │   │
│  ├──────────────────────────────────────┤    │
│  │  時系列グラフ: 28 日間トレンド          │   │
│  ├──────────────────────────────────────┤    │
│  │  Top クエリ: 順位 + クリック + 評価     │   │
│  ├──────────────────────────────────────┤    │
│  │  低品質記事候補: Gemini スコア < 60     │   │
│  └──────────────────────────────────────┘    │
└──────────────────────────────────────────────┘
            │            │            │
            ▼            ▼            ▼
       GSC API     GA4 Data API   Gemini API
       (search    (engagement,   (article
        analytics  conversion)    quality
        + sites)                 scoring)

ポイントは 3 つです。(1) GSC と GA4 を同じデータフレームに揃える こと(ページ URL をキーに join)。(2) 記事品質スコアリングを Gemini 2.5 Flash で行う こと(コストが安く、判定がしっかりしているので個人運用と相性が良い)。(3) Streamlit のキャッシュ機構で API 呼び出しを抑える こと(GSC API は 1 日あたりの上限があり、ぶつけると翌日まで止まります)。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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この記事で得られること
GSC API と GA4 Data API を Streamlit に統合した、個人ブログ運営者向け 1 画面ダッシュボードの完全な実装コードを取得できます
Gemini 2.5 Flash を使った記事の品質スコアリングと、Helpful Content System 対策の削除候補自動抽出ロジックの実装パターンを習得できます
6 サイト並行運営で実際に使っている KPI 設計(CTR / 平均掲載順位 / エンゲージメント時間 / プレミアム転換率)と、週次レポート自動生成までの運用ノウハウが分かります
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