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◈ API / SDK/2026-06-12中級

Gemini の画像生成 preview モデルが 6月25日に停止します — GA 版への移行で確認したコード差分と検証手順

6月25日に停止する gemini-3.1-flash-image-preview / gemini-3-pro-image-preview から GA 版へ移行した作業記録です。モデルIDの確認手順、Python のコード差分、停止前にしかできない回帰チェック、切り替え順序まで実例で整理しました。

gemini-api293image-generation8model-migration5deprecation6gemini-3-1-flash-imagePython52TypeScript8

✦ プレミアム記事

6月25日に、Gemini API の画像生成 preview モデル 2 種類 — gemini-3.1-flash-image-preview と gemini-3-pro-image-preview — が停止します。公式の非推奨スケジュールに予告されている確定済みの期限で、残りはおよそ 2 週間です。

私自身、個人開発の壁紙アプリ向けに画像バリエーションを生成するバッチ処理を運用しており、メインの経路は移行済みのつもりでいました。ところが棚卸しをしてみると、試作用に書いた横道のスクリプトに preview 版の参照がしっかり残っていました。着手前は「モデルIDを書き換えるだけ」と見積もっていた作業ですが、実際に手を動かすと、ID の思い込みで 404 を受け取ったり、停止後には二度と実行できない検証の存在に気づいたりと、想定より確認事項の多い移行でした。

以下、棚卸しから切り替え完了までに行った手順と、preview 版・GA 版で確認できた差分を、動くコードと一緒に残しておきます。

何が止まり、何に乗り換えるのか

停止するのは画像生成専用の preview モデル 2 つで、移行先はそれぞれの GA 版です。GA 版は 5月28日にすでに一般提供が始まっているため、「移行先がまだ存在しない」という種類の心配はありません。

  • gemini-3.1-flash-image-preview → 移行先は gemini-3.1-flash-image
  • gemini-3-pro-image-preview → 移行先は gemini-3-pro-image

ここでひとつ、私が最初に踏んだ落とし穴を共有します。pro 系の GA 版を gemini-3.1-pro-image と書いて、404 NOT_FOUND を受け取りました。flash 系には「3.1」が付くのに、pro 系の正式IDは「3」のままで、preview 版の名前から -preview を外しただけの形が正解でした。プロダクト紹介の文章では「Gemini 3.1 Pro Image」とまとめて表記されることもあるため、記憶を頼りにIDを推測すると、私と同じ回り道をすることになります。

なお、これは Gemini 3.2 Flash 本体が持つ Image Output とは別系統の、画像生成専用モデルの話です。本体側の画像出力だけを使っている場合、今回の停止の影響は受けません。

ちなみに 6 月の Gemini API は移行期限が立て続けにやってきます。6月8日に Interactions API の旧スキーマが削除され(このときの対応はGemini Interactions API の outputs が使えなくなったら — 6月6日廃止の旧スキーマから steps へ移行する手順に書きました)、6月18日には Gemini CLI と Code Assist IDE 拡張の個人向け提供が終わり、6月25日が今回の画像 preview モデルです。期限をまとめてカレンダーに入れておくと、こうした作業の取りこぼしが減ります。

既存コードの棚卸し — モデルIDはコードの外にも潜んでいます

最初にやるべきことは、preview モデルへの参照を漏れなく見つける作業です。私はモデルIDの完全一致ではなく、image-preview という部分文字列で広めに検索しました。エイリアス定数や設定ファイルの中で省略形になっていても引っかかるからです。

# モデルID全体ではなく "image-preview" で広めに探します
grep -rn "image-preview" \
  --include="*.py" --include="*.ts" --include="*.js" \
  --include="*.env*" --include="*.yaml" --include="*.yml" \
  --include="*.json" --include="*.toml" \
  .

私の環境でこの検索に引っかかったのは、Python スクリプト 2 箇所と .env ファイル 1 箇所でした。そして危なかったのが、GitHub Actions のワークフロー定義に直書きしていた環境変数です。リポジトリ直下で検索していれば見つかりますが、「コードは直した、設定も直した」と安心した頭では見落としやすい場所でした。

コードの外にも置き場所はあります。Firebase Remote Config やデータベースの設定テーブルにモデルIDを持たせている構成なら、grep では見つかりません。配信側の管理画面を開いて、値を直接確認してください。

モデル廃止対応の一般的な流れはGemini API モデル非推奨・移行エラーの対処法に整理していますが、今回は対象が画像系 2 モデルに絞られているぶん、棚卸しさえ正確なら作業量は小さく済みます。

✦

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この記事で得られること
✦6月25日に停止する gemini-3.1-flash-image-preview / gemini-3-pro-image-preview を使った既存コードを、棚卸しから切り替え完了まで安全に移行できる
✦models.list での移行先ID確認、Python と TypeScript の Before/After、404 と 429 を区別するエラー分類など、動くコード一式を入手できる
✦停止前の今しか実行できない preview 版と GA 版の固定プロンプト回帰チェック(60本比較の実測値つき)を、自分の画像生成パイプラインに応用できる
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