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API / SDK/2026-06-20上級

Gemini API × tRPC v11 × Prisma でつくる型安全 AI バックエンド — リアルタイムストリーミングからミドルウェア認証・本番運用まで

tRPC v11 の subscription で Gemini API ストリーミングをリアルタイム配信し、Prisma で型安全に会話を永続化する本番設計を解説します。ミドルウェア認証・レート制限・落とし穴対策まで実コード付きでまとめました。

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プレミアム記事

tRPC で型安全な API を作れていても、Gemini API のストリーミングをどう乗せるかで詰まった経験はありませんか。readableStream を返す関数と tRPC の subscription を繋ぐ部分、Prisma でメッセージを保存するタイミング、Edge Runtime で動かすときの制約——それぞれは解決できても、全部組み合わせるとどこかで型エラーが出たり、ストリームが途中で途切れたりします。

私も個人プロダクトに同じ構成を組み込むとき、ドキュメントを読んで実験して壊してを繰り返しました。その過程でわかった「なぜ動かないか」と「なぜそう設計するか」を、動くコードと一緒にまとめたのがこの記事です。

tRPC + Gemini API が相性よい理由

tRPC の魅力はクライアントとサーバーの型共有です。Gemini API を直接 fetch で叩くと、レスポンスの型は any に近い状態になりがちで、フロント側のハンドリングが脆くなります。tRPC を介することで、Gemini のレスポンスを加工・正規化した後の型をクライアントまで一気に流せます。

Prisma との組み合わせも自然です。AI チャットは「会話セッション → メッセージ → ロール(user/model)」という階層構造を持ち、これはリレーショナル設計にぴったりです。Prisma の型生成と tRPC の型推論が合わさると、フロントエンドで session.messages[0].role と書いた瞬間に補完が効く状態が作れます。

プロジェクトのセットアップ

まず依存パッケージをインストールします。tRPC v11 は @trpc/server@trpc/client を使います。

npm install @trpc/server@^11 @trpc/client@^11 @trpc/react-query@^11
npm install @tanstack/react-query@^5
npm install @prisma/client prisma
npm install @google/genai
npm install zod
npm install superjson
 
# 開発用
npx prisma init

Next.js App Router 向けのルート構成は以下のようになります。

src/
  server/
    trpc.ts          # tRPC インスタンス定義
    routers/
      _app.ts        # ルートルーター
      chat.ts        # チャット機能のルーター
  app/
    api/
      trpc/
        [trpc]/
          route.ts   # Next.js Route Handler
  lib/
    prisma.ts        # Prisma クライアントシングルトン
  trpc/
    client.ts        # クライアント側 tRPC 設定

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この記事で得られること
tRPC v11 の subscription と Gemini API ストリーミングを型安全に接続する本番設計
Prisma で会話を永続化し、書き込み時にトークン数を記録してコストを可視化する実装
ミドルウェア認証・セッション分離・Edge Runtime の落とし穴と回避策
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