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API / SDK/2026-04-03中級

Gemini API Function Calling:ツール統合と実践的な活用法

Gemini APIのFunction Calling機能を使って、AIに実際のツールや外部APIを呼び出させる実践的な方法を詳しく解説します。設計パターンから本番実装まで体系的に学べます。

Gemini API179Function Calling16ツール統合2AI開発8自動化35

プレミアム記事

Function Callingとは何か

Gemini APIのFunction Calling(ツール呼び出し)は、AIモデルが会話の中で外部の関数やAPIを呼び出せるようにする機能です。これにより、AIは単なる文章生成にとどまらず、リアルタイムのデータ取得、計算処理、外部サービスとの連携など、現実世界のアクションを実行できるようになります。

2026年時点でGemini APIのFunction Callingは大きく成熟し、並列ツール呼び出し、強制ツール使用モード、構造化されたツール定義など、本番利用に十分な機能が揃っています。ここで扱うのは初めてFunction Callingを使う方から、より高度な活用を目指す方まで、体系的に学べる内容をお届けします。


Function Callingの基本的な仕組み

呼び出しフローの全体像

Function Callingは、以下のフローで動作します。

  1. 開発者が使用可能なツール(関数)をAPIリクエストと共に定義する
  2. ユーザーがリクエストを送信する
  3. Geminiモデルがリクエストにどのツールをどの引数で呼び出すべきかを判断する
  4. モデルがツール呼び出しの指示(tool_calls)をレスポンスとして返す
  5. アプリケーションがツールを実際に実行し、結果をモデルに渡す
  6. モデルがツールの結果を踏まえて最終的な回答を生成する

重要なのは、Geminiモデル自体がツールを実行するわけではないという点です。モデルは「どのツールを、どんな引数で呼ぶべきか」を判断するだけで、実際の実行はアプリケーション側が担います。これにより、セキュリティと制御性が保たれます。

ツール定義の基本構造

import google.generativeai as genai
 
# ツールの定義
weather_function = {
    "name": "get_current_weather",
    "description": "指定した都市の現在の天気を取得する。温度の単位は摂氏または華氏を選択できる。",
    "parameters": {
        "type": "object",
        "properties": {
            "location": {
                "type": "string",
                "description": "都市名と国コード(例: 東京, JP)"
            },
            "unit": {
                "type": "string",
                "enum": ["celsius", "fahrenheit"],
                "description": "温度の単位"
            }
        },
        "required": ["location"]
    }
}
 
# ツールをモデルに渡す
model = genai.GenerativeModel(
    model_name="gemini-2.0-flash",
    tools=[weather_function]
)

ツール定義のポイントは「description」の品質です。モデルはdescriptionを参考にして、いつそのツールを使うべきかを判断します。曖昧な説明は誤ったツール選択につながるため、「何をするツールか」「いつ使うべきか」「入力と出力の形式」を明確に記述する点が肝心です。


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