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開発ツール/2026-04-29上級

Gemini API を Vitest でテストする — TypeScript プロジェクトのモック設計と Function Calling 検証パターン

TypeScript で Gemini API を組み込んだコードを、Vitest で安全にテストするための実践パターンを紹介します。SDK のモック設計、Function Calling の検証、ストリーミング応答のテストまで、個人開発で運用してきた構成をそのままお見せします。

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プロンプトを一行直したら、本番のレスポンスが別物になっていた

これは私が個人開発のサイドプロジェクトで実際に踏んだ事故です。商品レビューを Gemini で要約する関数のシステム指示を「箇条書きで 3 点」から「重要度順に 3 点」に変えただけで、出力に含まれる「総合評価」の一文が消え、リリース後しばらく気づかないまま静かに品質が落ちていました。Pytest なら回帰テストの記事はたくさんあるのに、TypeScript 側で同じことをやるための実装例が意外と見つからず、結局その場で書き起こすことになりました。

本稿はそのときの構成を整理したものです。Vitest と @google/generative-ai SDK をどう組み合わせれば、Gemini を呼ぶコードを安心して書き直せる土台ができるのか。Function Calling の検証やストリーミングのテストを、私が普段使っているパターンのままお見せします。

対象は TypeScript で Gemini API を触り始めて数週間〜数ヶ月、テストの土台を整えたい個人開発者の方を想定しています。チーム開発でも、最小構成の出発点として読んでいただけると思います。

なぜ Vitest を選ぶのか — Jest と比べた個人開発者目線

最初にここを書いておきます。Jest でも同じことはできます。ただ TypeScript と ESM 中心のプロジェクトでは、私は Vitest のほうを選びます。理由は三つあります。

まず、ESM サポートが素直です。@google/generative-ai を含む最近の SDK は ESM を前提に設計されていることが多く、Jest だと transform 設定で苦戦するケースがありますが、Vitest はほぼ素のまま動きます。次に、Vite ベースのプロジェクト(Astro、SvelteKit、Remix など)と設定を共有できます。最後に、起動が速く、テスト駆動でプロンプトを試行錯誤する作業に向いています。Gemini を呼ぶテストは比較的時間がかかるので、テストランナー側のオーバーヘッドが小さいのは地味に効きます。

逆に Jest を残す理由がある場面もあります。React Native や、既存の Jest 資産が大きいプロジェクトでは無理に乗り換える必要はありません。本稿のパターンはほぼそのまま Jest にも移植できますので、お手元の環境に合わせて読み替えてください。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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