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Workspace 連携/2026-03-29上級

Gemini × Google Workspace Add-ons 開発ガイド — カスタムAIサイドパネルの構築から Marketplace 公開まで

Google Workspace Add-ons と Gemini API を組み合わせたカスタムAIサイドパネルの開発から Google Workspace Marketplace での公開・収益化まで、実装コード付きで体系的に解説します。

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プレミアム記事

取り組みの背景 — なぜ Workspace Add-ons × Gemini なのか

Google Workspace を日常的に使っている組織にとって、Docs や Sheets、Gmail のサイドパネルから直接 AI の力を借りられることは大きな生産性向上につながります。2026年現在、Google Workspace Add-ons SDK は Card Service v2 によるリッチな UI コンポーネントをサポートしており、Gemini API と組み合わせることで、コンテキストに応じたインテリジェントなアシスタントをサイドパネルに構築できます。

ここではGoogle Workspace Add-ons の基本アーキテクチャから始め、Gemini API を統合したカスタムAIサイドパネルの開発、OAuth スコープ設計、セキュリティレビュー対応、そして Google Workspace Marketplace での公開と収益化までを体系的に解説します。実際に動作するコードを豊富に提供しますので、読み終わる頃にはご自身のアドオンを公開できる状態になっているはずです。

本記事は、Apps Script や GAS の基本を理解している方、Gemini API の基本的な使い方を知っている方を対象としています。Apps Script を使ったワークフロー構築については「Gemini API × Apps Script で Gmail・Calendar・Drive を横断する全自動AIワークフロー構築ガイド」も参考にしてください。

Workspace Add-ons のアーキテクチャを理解する

Google Workspace Add-ons は、Apps Script または HTTP エンドポイントをバックエンドとして、Google Workspace アプリケーション(Gmail、Docs、Sheets、Slides、Calendar)のサイドパネルにカスタム UI を表示する仕組みです。

ホストアプリとトリガーの関係

Add-ons は「ホストアプリ」ごとにトリガー関数を定義します。たとえば、ユーザーが Gmail でメールを開いた瞬間や、Docs でドキュメントを開いた瞬間に、対応するトリガー関数が呼び出され、サイドパネルの Card UI が生成されます。

  • Homepage Trigger: アドオンアイコンをクリックしたときに表示されるホーム画面
  • Contextual Trigger: 特定のコンテキスト(メールを開く、ドキュメントを選択する等)で自動表示される画面
  • Action Callback: ボタンクリックやフォーム送信時に呼び出される処理

Card Service v2 の UI コンポーネント

Card Service v2 では以下の主要コンポーネントが利用可能です。

  • CardBuilder: カードのルートコンテナ
  • CardSection: セクション区切り(ヘッダー付き)
  • TextParagraph / DecoratedText: テキスト表示
  • TextInput / SelectionInput: ユーザー入力フォーム
  • ButtonSet / TextButton / ImageButton: アクションボタン
  • Grid / GridItem: グリッドレイアウト
  • Divider: セクション間の区切り線

これらを組み合わせることで、チャット風のインターフェースやフォーム入力画面、分析結果の表示パネルなど、多様な UI を構築できます。

マニフェストファイル(appsscript.json)の構成

{
  "timeZone": "Asia/Tokyo",
  "dependencies": {},
  "exceptionLogging": "STACKDRIVER",
  "runtimeVersion": "V8",
  "oauthScopes": [
    "https://www.googleapis.com/auth/gmail.readonly",
    "https://www.googleapis.com/auth/documents.currentonly",
    "https://www.googleapis.com/auth/spreadsheets.currentonly",
    "https://www.googleapis.com/auth/script.external_request",
    "https://www.googleapis.com/auth/userinfo.email"
  ],
  "addOns": {
    "common": {
      "name": "Gemini AI Assistant",
      "logoUrl": "https://example.com/logo.png",
      "layoutProperties": {
        "primaryColor": "#4285F4"
      },
      "homepageTrigger": {
        "runFunction": "onHomepage"
      }
    },
    "gmail": {
      "contextualTriggers": [{
        "unconditional": {},
        "onTriggerFunction": "onGmailMessage"
      }]
    },
    "docs": {
      "homepageTrigger": {
        "runFunction": "onDocsHomepage"
      }
    },
    "sheets": {
      "homepageTrigger": {
        "runFunction": "onSheetsHomepage"
      }
    }
  }
}

oauthScopes の設計はセキュリティレビューの合否に直結するため、最小権限の原則 を徹底してください。currentonly スコープが利用できる場合は、フルアクセス(documentsspreadsheets)ではなく currentonly を選びましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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この記事で得られること
Workspace Add-ons SDK と Gemini API を統合したサイドパネルの実装パターンを習得できる
OAuth スコープ設計からセキュリティレビュー、Marketplace 申請の全工程を理解できる
サブスクリプション課金モデルの組み込みと収益最適化の実践的ノウハウが得られる
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