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開発ツール/2026-03-30上級

Gemini API で作るブラウザ常駐 AI アシスタント — Manifest V3 サイドパネルにストリーミングと会話履歴を実装する

Gemini API を活用した Chrome Extension の開発方法を解説。Manifest V3 対応のサイドパネル型 AI アシスタントを構築し、ページ要約・翻訳・コード解析の実装まで網羅します。

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プレミアム記事

個人開発のブラウザ時間を、少しだけ賢くする

個人開発でブラウザを開いている時間は、思っている以上に長いものです。記事を読み、コードを追い、海外のドキュメントを行き来する——その合間に「ここだけ要約してほしい」「このコードの意図を一言で知りたい」と感じる瞬間が、私自身、一日に何度も訪れます。

そのたびに別タブの AI チャットへ貼り付けるのは、地味に集中を削ります。ならばブラウザの中に AI を住まわせてしまおう、と考えて、Gemini API と Chrome Extension でサイドパネル型のアシスタントを組みました。その設計と実装を、つまずいた箇所も含めて、手元のコードのまままとめております。

対象読者は JavaScript の基礎を押さえていて、Chrome Extension の開発に初めて挑む方、あるいは既存の拡張機能に AI 機能を足したい方を想定しております。

Chrome Extension のアーキテクチャ

Chrome Extension は大きく分けて3つのレイヤーで構成されます。Gemini API と連携する AI アシスタントでは、それぞれのレイヤーが以下の役割を果たします。

Service Worker(バックグラウンドスクリプト): Manifest V3 では従来の Background Pages に代わり、Service Worker がバックグラウンド処理を担当します。Gemini API への HTTP リクエストはここで実行し、API キーがコンテンツスクリプトに露出しないように保護します。

Content Script: 閲覧中の Web ページの DOM にアクセスし、テキストの抽出やハイライト表示を行います。ページのコンテンツを取得してバックグラウンドに送信する中継役です。

Side Panel UI: Chrome 114 以降で利用可能なサイドパネルに、チャットインターフェースや結果の表示領域を配置します。ユーザーとの対話はここで完結します。

この3層構造により、API キーの安全な管理、ページコンテンツへのアクセス、直感的な UI の提供をそれぞれ分離して実現できます。

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この記事で得られること
Manifest V3 のサイドパネルに、要約・翻訳・コード解析を1つの UI としてまとめる構成と実コード
streamGenerateContent と chrome.runtime ポートで、応答を1文字ずつ逐次表示するストリーミング実装
chrome.storage.session による会話履歴の保持と、直近20ターンへのトリミングでトークンを抑える設計
個人開発で運用して気づいた Service Worker の停止対策・入力トークン約40%削減・429 バックオフの実装
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