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API / SDK/2026-04-12初級

Gemini API「モデルが見つからない」エラーの原因と解決方法【2026年版】

Gemini APIで「model not found」や「INVALID_ARGUMENT」エラーが出るときの原因と解決策を完全解説。2026年の最新モデル名一覧と正しい指定方法をわかりやすく紹介します。

gemini-api279troubleshooting57error14model-name2gemini-2.5-pro13generativelanguage3

Gemini APIを使い始めたとき、あるいは既存のコードを更新しようとしたとき、こんなエラーに遭遇したことはありませんか?

404 models/gemini-pro is not found
INVALID_ARGUMENT: model not found: models/gemini-2.5-pro
400 Request contains an invalid argument

Googleは定期的に新しいモデルをリリースし、古いモデルを廃止・変更しています。2026年現在、Gemini 2.5 Pro・Gemini 3シリーズへの移行が進んでおり、モデル名の指定ミスがエラーの最大の原因になっています。

なぜ「モデルが見つからない」エラーが起きるのか

このエラーが起きる原因は大きく3つに分類できます。

① 廃止されたモデル名を使っている

gemini-progemini-1.0-proは2025年末に廃止されましました。古いチュートリアルやサンプルコードをそのままコピーすると、このエラーが発生します。

② モデル名のフォーマットが間違っている

PythonのSDKとREST APIでは、同じモデルでも指定方法が異なることがあります。また、gemini-2.5-progemini-2.5-pro-latestのような細かい違いを見落とすことがあります。

③ 利用できないリージョン・プランのモデルを指定している

一部のモデルはVertex AI(Google Cloud)経由でしか利用できず、generativelanguage.googleapis.com(Google AI)からは使えないケースがあります。

2026年現在の正しいモデル名一覧

Google AIのgenerativelanguage.googleapis.comで利用できる主なモデル名は以下の通りです。

Gemini 2.5シリーズ(安定版)

  • gemini-2.5-pro-latest — Gemini 2.5 Pro の最新安定版(開発推奨)
  • gemini-2.5-pro-preview-06-05 — プレビュー版(実験的機能含む)
  • gemini-2.5-flash-latest — Gemini 2.5 Flash の最新安定版(高速・低コスト)
  • gemini-2.5-flash-preview-05-20 — Flash プレビュー版

Gemini 3シリーズ(最新)

  • gemini-3-pro-latest — Gemini 3 Pro 最新版
  • gemini-3-flash-latest — Gemini 3 Flash 最新版
  • gemini-3.1-pro-latest — Gemini 3.1 Pro 最新版
  • gemini-3.1-flash-latest — Gemini 3.1 Flash 最新版

廃止済み・使用不可

  • gemini-pro — 廃止
  • gemini-1.0-pro — 廃止
  • gemini-1.5-pro-001 — 廃止(gemini-2.5-pro-latestを使用)

ヒント: 迷ったときはgemini-2.5-pro-latestまたはgemini-2.5-flash-latestを使うのが安全です。-latestサフィックスは、そのシリーズの最新安定版に自動的に向けられます。

利用可能なモデルを確認する方法

エラーが続く場合、まず自分の環境で実際に使えるモデルを確認しましょう。

Python SDK で確認する

import google.generativeai as genai
 
# YOUR_API_KEY を実際のAPIキーに置き換えてください
genai.configure(api_key="YOUR_API_KEY")
 
# 利用可能なモデルを一覧表示
for model in genai.list_models():
    if "generateContent" in model.supported_generation_methods:
        print(f"モデル名: {model.name}")
        print(f"  表示名: {model.display_name}")
        print()

実行すると、現在利用可能なモデルの一覧が表示されます。ここに表示されないモデル名を指定すると model not found エラーになります。

REST API(curl)で確認する

# YOUR_API_KEY を実際のAPIキーに置き換えてください
curl "https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/models?key=YOUR_API_KEY" \
  | python3 -m json.tool | grep '"name"'

Node.js(@google/genai)で確認する

import { GoogleGenAI } from "@google/genai";
 
// YOUR_API_KEY を実際のAPIキーに置き換えてください
const ai = new GoogleGenAI({ apiKey: "YOUR_API_KEY" });
 
const models = await ai.models.list();
for await (const model of models) {
  console.log(model.name);
}

エラー別の具体的な解決手順

ケース1: 404 models/gemini-pro is not found

原因: 廃止されたモデルgemini-proを指定しています。

解決策: モデル名をgemini-2.5-flash-latestまたはgemini-3-flash-latestに変更します。

# 古いコード(エラーになる)
model = genai.GenerativeModel("gemini-pro")
 
# 修正後
model = genai.GenerativeModel("gemini-2.5-flash-latest")

用途別の推奨置き換えは以下の通りです。

  • 高精度な回答が必要 → gemini-2.5-pro-latest
  • コスト重視・高速処理 → gemini-2.5-flash-latest
  • リアルタイム処理 → gemini-3.1-flash-latest

ケース2: INVALID_ARGUMENT: model not found: models/gemini-2.5-pro

原因: gemini-2.5-proという名前は存在しません。正しくはgemini-2.5-pro-latestまたは特定バージョン名です。

# 間違い
model = genai.GenerativeModel("gemini-2.5-pro")
 
# 正しい書き方
model = genai.GenerativeModel("gemini-2.5-pro-latest")

REST APIでgenerativelanguage.googleapis.comを直接呼び出す場合も同様です。

# 間違い
curl "https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/models/gemini-2.5-pro:generateContent?key=YOUR_API_KEY"
 
# 正しい書き方
curl "https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/models/gemini-2.5-pro-latest:generateContent?key=YOUR_API_KEY"

ケース3: Vertex AI にしか存在しないモデルを Google AI で指定している

一部のエンタープライズ向けモデルは、Google AI(generativelanguage.googleapis.com)では提供されておらず、Vertex AI経由でのみ利用できます。

この場合、エラーメッセージは次のようになります。

404 models/gemini-ultra is not found for API version v1beta, or is not supported for generateContent.

解決策として、Google AI でサポートされているモデルに変更するか(list_models()で確認)、Vertex AI に切り替えます。Vertex AIへの切り替えはVertex AI Gemini 認証エラーの解決方法を参照してください。

Python SDK の新旧差異による混乱を防ぐ

google-generativeai(旧SDK)とgoogle-genai(新SDK)ではモデルの指定方法が異なります。コードが混在していないかも確認しましょう。

# 旧SDK: google-generativeai
import google.generativeai as genai
genai.configure(api_key="YOUR_API_KEY")
model = genai.GenerativeModel("gemini-2.5-pro-latest")
response = model.generate_content("こんにちは")
print(response.text)
 
# 新SDK: google-genai(推奨)
from google import genai as newgenai
client = newgenai.Client(api_key="YOUR_API_KEY")
response = client.models.generate_content(
    model="gemini-2.5-pro-latest",
    contents="こんにちは"
)
print(response.text)

どちらもgemini-2.5-pro-latestのように-latestサフィックス付きで指定します。SDKの詳細なインストール・バージョン管理についてはGemini API SDK バージョン不一致・インストールエラーの原因と解決方法もあわせてご参照ください。

全体を振り返って

Gemini APIの「モデルが見つからない」エラーは、ほとんどの場合モデル名の指定ミスが原因です。ポイントを整理すると、gemini-progemini-1.0-proなどの古いモデル名は廃止されており、正しい形式はgemini-2.5-pro-latestのようにシリーズ名+-latestが基本です。使えるモデルはlist_models()やcurlで事前確認でき、プレビュー版は有効期限があるため本番環境では-latestを推奨します。

認証エラーや429エラーが重なっている場合はGemini API 認証エラーの原因と解決法も併せてお読みいただくと、より確実に問題を解消できます。

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