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Workspace 連携/2026-04-07初級

GeminiとFigmaでLPを1時間で作る方法:AIデザインワークフロー完全解説

Gemini の Canvas モードと Figma を組み合わせてランディングページを1時間以内で制作するワークフローを解説。プロンプト設計から html.to.design でのFigma取り込みまで、実践的な手順を丁寧に紹介します。

Figma4LP制作Canvas2html.to.designデザイン2ノーコード2

取り組みの背景:AI時代のデザインワークフロー

「LP(ランディングページ)を作りたいけれど、コーディングは苦手」「デザインツールを使いこなす時間がない」——そんな方にとって、AI を活用したデザインワークフローは大きな武器になります。

Gemini の Canvas モード(思考モード付き)と Figma を組み合わせると、素材さえ揃っていれば 1時間以内に完成度の高い LP を仕上げることができます。ここでは実際に桜ラテのプロモーション LP を制作したプロセスをもとに、再現性の高いワークフローを丁寧に解説します。

使用するツールの全体像

今回のワークフローで使うツールは以下の通りです。

  • Gemini(Canvas モード・思考モード有効):LP の HTML コード生成メイン
  • ChatGPT(画像生成):ロゴや商品画像の素材生成
  • html.to.design:生成された HTML を Figma に変換するプラグイン
  • Figma:最終調整とブラッシュアップ

それぞれ無料プランでも利用できますが、Gemini は Gemini Advanced(Google One AI Premium) に含まれる思考モードを有効にすることで、コード生成の精度が大きく向上します。

ステップ 1:素材を先に用意する

AI ツールへの指示を送る前に、以下の素材を先に揃えることをお勧めします。素材が手元にあると、プロンプトに具体的な情報を含められるため、生成結果のクオリティが上がります。

必要な素材リスト

  • 商品・サービスの説明文(キャッチコピー・特徴3点・CTAテキスト)
  • 商品画像またはモックアップ(ChatGPT や Midjourney で生成も可)
  • ブランドカラー(HEX コード)
  • ロゴ画像(PNG、背景透明推奨)

素材が不足している場合:ChatGPT に「桜ミルクラテの商品画像をリアルスタイルで生成してください」のように依頼して画像を生成しましょう。テキスト原稿は Gemini 自身に「桜ミルクラテの LP 用コピーを作成してください」と依頼すれば、Gemini との協調作業で完成させられます。

ステップ 2:Gemini の Canvas モードを開く

  1. gemini.google.com にアクセスしてログイン
  2. 右側の「Canvas」パネルをクリックして Canvas モードを有効にする
  3. 設定から「思考モードを有効化」をオンにする

思考モードが重要な理由:通常モードでは Gemini が即座に返答するのに対し、思考モードでは内部でロジックを組み立ててから回答するため、HTML/CSS コードの構造的な整合性が大幅に向上します。「なぜこのレイアウトにするのか」を考えた上でコードが出力されるため、デザインの完成度が一段上がります。

ステップ 3:LP 要件をプロンプトで伝える

プロンプト設計が LP の品質を決定する最も重要な工程です。以下のテンプレートを参考にしてください。

以下の原稿をもとに、桜ミルクラテのランディングページをHTMLとCSSで作成してください。

【商品情報】
商品名: 桜ミルクラテ
キャッチコピー: 春の訪れを、一杯に。
特徴:
1. 国産桜の花びら入りシロップ使用
2. 北海道産生クリームで仕上げたまろやかな口当たり
3. カフェインゼロで毎日飲める優しさ

【デザイン要件】
- カラー: メインカラー #F4A7B9(桜ピンク)、アクセント #FFFFFF、テキスト #333333
- ターゲット: 20〜35歳の女性、カフェ好き、SNS映えを意識
- スタイル: 清潔感・上品さ・春らしさ
- レイアウト: モバイルファースト(スマホ最適化必須)

【構成セクション】
1. ヒーローセクション(キャッチコピー + CTA ボタン)
2. 特徴3点(アイコン付きカード)
3. 商品詳細(左右レイアウト)
4. お客様の声(2〜3件のレビュー)
5. 購入 CTA

【技術要件】
- HTML5 + CSS3(外部ライブラリなし)
- Google Fonts 使用可(Noto Sans JP 推奨)
- アニメーション: 控えめに(フェードインのみ)
- 画像はプレースホルダーで代替可

プロンプトのポイント

具体的な数値・カラーコードを含める:「おしゃれな感じで」ではなく、#F4A7B9 のように具体値を指定することで、デザインの一貫性が保たれます。

ターゲット像を明示する:年齢・性別・ライフスタイルを伝えることで、Gemini がデザインのトーンを適切に調整します。

セクション構成を先に決める:構成を指示の中に含めることで、情報の抜け漏れを防げます。

ステップ 4:Canvas モードでリアルタイム確認・修正

Gemini の Canvas モードでは、コードを生成しながらブラウザプレビューをリアルタイムに確認できます。

生成されたコードを確認して気になる点があれば、Canvas 上で直接追加指示を出します。

ヒーローセクションのフォントサイズが小さいので、キャッチコピーを 2.5rem に変更してください。
また、CTAボタンを丸みのある角丸デザイン(border-radius: 30px)に修正してください。

このように、「どのセクションの」「何を」「どのように変えたいか」を明確に伝えることで、部分的な修正が素早くできます。

ステップ 5:html.to.design で Figma に取り込む

Gemini で満足のいく HTML コードが完成したら、Figma に取り込んでデザインの最終調整を行います。

html.to.design の使い方

  1. Figma を開き、プラグイン検索で「html.to.design」をインストール
  2. プラグインを起動
  3. Gemini が生成した HTML コードを貼り付けるか、URL を入力
  4. 「Import」ボタンをクリックすると、HTML が Figma のフレーム・レイヤーに自動変換される

変換されたデザインは Figma のコンポーネントとして編集可能な状態になります。

Figma での最終調整ポイント

html.to.design での取り込み後は、以下の点を重点的に確認・調整します。

行間・文字間隔の微調整 HTML/CSS の line-height や letter-spacing は Figma 上でも反映されますが、日本語フォントの場合はわずかにずれることがあります。テキストレイヤーを選択して、行間を手動で調整しましょう。

画像の差し替え プレースホルダー画像を実際の商品画像に差し替えます。事前に準備した画像ファイルをそのまま Figma にドロップして置き換えられます。

ボタン・カードの整列確認 自動変換では位置が微妙にずれる場合があります。Figma の「整列」機能(左揃え・中央揃え・等間隔)を使って揃えましょう。

スペーシングの統一 各セクション間のパディング・マージンを統一します。通常 24px か 32px の倍数で揃えると、プロっぽい印象になります。

完成:1時間で何が達成できるか

このワークフローの制作時間の内訳はおよそ以下の通りです。

  • 素材準備・コピー作成:15分
  • Gemini でのコード生成・修正:20分
  • html.to.design での変換:5分
  • Figma での最終調整:20分
  • 合計:約1時間

もちろん、慣れるにつれてより短い時間で仕上げられるようになります。また、Figma での調整を省略してそのまま HTML をコーディングに使うことも可能です。

AIが作ったものを「デザインし直す力」が差を生む

このワークフローで重要なのは、AI の生成物をそのまま使うのではなく、「どこを直すべきか」を判断できる眼 を持つことです。

AI が生成する初期出力は80点程度の完成度です。残りの20点——フォントの視認性、ボタンの押しやすさ、情報の優先順位——は人間の判断が必要な部分です。

この「AI と協働してデザインを仕上げる力」こそが、これからのデザイナーや個人開発者に求められるスキルです。Gemini を使えるかどうかではなく、Gemini の出力を洗練させられるかどうかが、実力の差になります。

まとめ

GeminiとFigmaを組み合わせた LP 制作ワークフローをまとめます。

  1. 素材(コピー・画像・カラー)を先に用意する
  2. Gemini の Canvas モードで思考モードを有効にする
  3. ターゲット・デザイン要件・セクション構成を含む詳細なプロンプトを送る
  4. Canvas 上でリアルタイムに確認・修正する
  5. html.to.design で Figma に変換する
  6. Figma で行間・画像・整列を最終調整する

特別なコーディングスキルがなくても、このワークフローを使えば、プロ品質に近い LP を短時間で制作できます。Gemini の Canvas モードはまだ多くの人が活用しきれていない機能ですので、ぜひ積極的に試してみてください。

さらに応用的なワークフロー(複数バリエーションの A/B テスト用 LP 量産・Gemini API を使ったデザイン自動化・コンポーネントライブラリの生成など)については、プレミアム記事で詳しく解説しています。

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